テーマ:世界史

ローマ世界6 帝国の滅亡

  さて、首都ローマでは相変わらず贅沢三昧な暮らしが続けられています。一方、帝国の国境周辺で命をかけて戦っている人々は、はるか遠くのローマでふんぞり返っている皇帝なんか当てにならず、自分たちと寝食をともにし、一緒に戦ってくれる、現場の大将のほうを当てにするようになります。   193年、兵士たちの推薦で、アフリカ出身のセプティミウス=…
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ローマ世界1 ローマ共和政

  伝説によると、かのトロイヤ戦争を落ち延びたアエネアスという人物がイタリアにたどり着き、土地のラテン人と戦いながらも、最終的には彼らを支配していきました。   その200年後、アエネアスの遠い子孫にあたるヌミトル王は、弟・アムリウスの策略で娘を巫女にされてしまいました。レアという名前のその娘が森の川辺で寝ていると、そこに軍神マルスが…
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「ギリシア世界7 ヘレニズム時代 その2」について

「ギリシア世界7 ヘレニズム時代 その2」について 新年早々、ブログ更新しました。正月ということで、ちょっと気合い入れてみました。 前回の更新が8月か。 ちょっと時間がたちすぎましたが、これからも、あまり焦らずに続けていけたらと思っています。 でもこのペースだと、現代にたどり着くまでに、著者の寿命が尽きてしまいそうなので、もう少し…
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ギリシア世界7 ヘレニズム時代 その2

  ベッソス処刑の後も、進軍はとまりませんでした。   しかし、部下たちはもう満足です。有り余るほどの金銀財宝を奪い、広大な領土を手に入れました。あとは故郷のマケドニアやギリシアに帰り、残してきた家族に豊かな生活をさせてあげたいのです。   でもひとり、アレクサンドロス大王だけは満足していません。さらに征服戦争を続行し、もっと広大な…
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「ギリシア世界6 ヘレニズム時代 その1」について

「ギリシア世界6 ヘレニズム時代 その1」について 前回のアップから、2カ月以上空いてしまいました。 すべては著者の怠慢です。 もっと頻繁にアップできるよう、努力したい! ヘレニズムの思想家 (講談社学術文庫)講談社岩崎 允胤ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by 後期ギリシア科学—アリストテレス以後 (叢書・ウニベル…
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ギリシア世界6 ヘレニズム時代 その1

  マケドニア王・フィリッポス2世には、アレクサンドロスという息子がいました。彼は片目が緑、片目が茶色という珍しい目をしていました。そんなこともあって、お母ちゃん(フィリッポスの奥さん)のオリュンピアスが息子に向ける愛情は、ちょっと度を越したものがあったようです。   以前から「アレクサンドロスの父親はフィリッポスじゃない。神々の王ゼ…
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ギリシア世界5 ポリスの没落

  ペルシア戦争を通じて大活躍だったアテネは、リーダー的存在として大きく頭角をあらわしてきます。そして多くのポリスを束ね、アテネを中心としたデロス同盟を結成します。デロス島に対ペルシア戦争用の軍資金を納める金庫があったのでデロス同盟と名づけられました。   そしてこの金庫の番もアテネが担当することになりました。   アテネの民主政を…
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ギリシア世界4 ペルシア戦争

  小アジアの海岸線には、ギリシア人たちが営むイオニア植民市群がありました。   前にも説明したけど、例えば日本にも、関西弁や東北弁など、地方によって特徴的な方言があるよね。それと同じでギリシア人の中にも、いくつかの方言で区分される集団がありました。ようするに、イオニア方言を話す人々のことを「イオニア人」と呼ぶんです。   アテネも…
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ギリシア世界2 ポリスの成立と発展

  長い暗黒時代、ギリシア人の間に、大きく3つの方言集団が形成されました。   前回出てきた、ミケーネ文明をつくったアカイア人は、前1200年頃、鉄器を携えてやってきたドーリア人に押し出されるように、エーゲ海へと広がっていきます。   そうして、アカイア人の一部が小アジア沿岸に散らばっていくのですが、小アジアの北西部に移…
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ギリシア世界1 エーゲ文明

  今日から新しい地域のお話です。地中海の東側、アナトリア半島(小アジア)とバルカン半島に囲まれた海。小さな島々がたくさん浮かぶ、ヨーロッパの人々にとっては、一級のリゾート地。舞台はエーゲ海に移ります。 (以下、写真は全部Wikipediaより  ちなみに地図は全部自作です)   前2000年ごろ、ちょうどエーゲ…
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古代オリエント世界6 古代オリエントの統一 その2

  前550年、メディアの支配下にあったイラン人のアケメネス家は、キュロス2世に率いられて反乱を起こし、メディアを滅ぼしました。アケメネス朝ペルシアの誕生です。   キュロス2世には、変な誕生伝説が残っています。   メディアの王・アステュアゲスは、ある日夢を見ました。娘のマンダネが放尿すると、全アジアが洪水に見舞われるという悪夢で…
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チハルさん

「序章 先史の時代 その1」について 初コメントありがとうございます。 授業風景を思い出しながら、どんなことしゃべったか思い出してます。 脱線ばっかだったなあ。 どんどん更新していきます。 乞うご期待。
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古代オリエント世界5 古代オリエントの統一 その1

  今まで別々の道を歩んでいた二つの文明地域、メソポタミアとエジプトが、ひとつの国にまとまります。世界初の帝国の出現です。実現したのは、アッシリアという国です。この国、結構歴史は古く、前2000年ごろ、都・アッシュールを中心に独立、以後約1400年間、発展・衰退を繰り返しながら、激動のメソポタミアを生き抜きました。   前…
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古代オリエント世界4 レヴァント地方(地中海東岸)の諸民族

  前1200年ごろ、理由はよくわからないけど、地中海方面から、よくわからない集団が襲ってきました。恐らく、地中海で縄張りを張っていた、いくつかの海賊団をひとつにまとめた英雄が出現したのかもしれません。とにかく、この「海の民」と呼ばれる集団が、シリア・パレスティナ地方を突然襲撃したのです。この、地中海東岸の地域を「レヴァント地方」とも呼…
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古代オリエント世界3 メソポタミアとエジプトを比べて

  乾燥地帯の真ん中を、大きな川が流れてて、その水分を求めるように、人々は川の周辺に集まって住むようになりました。   これは、メソポタミアもエジプトも同じだと思います。ただ、河の性質がかなり違っていました。   チグリス・ユーフラテスの両河は、春になると洪水をもたらします。そしてこの洪水は、突発的にドバッと襲いかかってくるので…
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古代オリエント世界2(続き) エジプトの文化

  エジプトでは、人間の魂は不滅だと考えられていました。ちょうど、太陽が朝生まれ、夕方死に、また朝に生まれ変わるように、人間も生まれては死に、また生まれ変わると信じていたのです。   魂は死ぬと、オシリス神の支配する冥界へ旅立ち、そこで一生を過ごした後、また現世に生まれ変わるのです。このとき、冥界で迷子にならないように、死者の書と呼ば…
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古代オリエント世界2 エジプトの統一国家

  世界で一番長い川・ナイル川流域は、7月から8月にかけて、ゆっくりと増水します。川っぺりにある畑はみんな水没してしまうんだけど、上流から流れてきた栄養満点の泥が畑に積もり、これが毎年の豊かさを保障してくれるのです。   エジプトは、ナイル川から離れたら、一帯が乾燥地帯。しかも北と東は海なので、異民族が侵入して暴れることが少なかった。…
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ダイジェスト版・ギルガメシュ叙事詩

  ギルガメシュは、体の3分の2が神で、3分の1が人間という、神と人間の混血として生まれたので、まさに超人的な能力を身に着けていた。彼はウルクの王として、暴政を行って民を苦しめていた。これに耐えかねた人々は、神に助けを求める。神はその声を聞き入れ、強い力を持った、エンキドゥという名の怪物をつくりだし、ギルガメシュと戦わせた。しかし二人の…
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古代オリエント世界1 メソポタミア文明

  初期の農耕は、適当に種を蒔いて、水は雨水にお任せの乾地農法でした。それに肥料もあげない略奪農法だったので、何年か一ヶ所で農業やると、栄養分がなくなって作物が実らなくなってしまいます。だから、多くの地域では何十年も一ヶ所に定住することができませんでした。   6500年くらい前、乾地農法をやめて、大河の洪水を利用した灌漑…
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先史の時代2 農業革命

  約1万年前、ついに氷河期が終わりました。地質年代でいうと、更新世から完新世に移行しました。地球は急に暖かくなってきます。   でも、ただ右肩上がりに気温が上昇するわけでなく、ちょうど1年のうちで、冬から春に季節が変わるときに寒の戻りがあるように、突然気温が下がることもありました。   この頃、100年間で年平均気温が6度も低下し…
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序章 先史の時代 その1

  ヒトとサルが別れたのは、“教科書によれば”約450万年前らしい。あまりに昔の話なので、まだわからないことがたくさんあります。毎年のように新発見があり、それが検証されていって、どんどん説が変わっていってます。だから、どうしても教科書は最新の説についていけません。とはいえ、ここで最新の年代なんか乗せてしまうと、君たちはきっと混乱するだろ…
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